青き銀椀のお気に入りの歌一覧
び わ
恨み節おもわず口を飛び出した家内それ聞ききつく説教
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KEN
たらちねの 母を呼べなむ 人として 魚となりぬ 若きもののふ
12
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詠み人知らず
乾杯し 些細な幸を わかちあう 二人で飲む酒 どの酒より旨い
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千野鶴子
召し上がれ今日出た月の半分を私がパイにしておいたから
4
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横井 信
夕涼みしながら歩くあぜ道でいちばん星の遠いかがやき
15
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可不可
私の唇より先に溺れてる ブルーハワイに真赤なチェリィ
9
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うすべに
先祖乗せ精霊馬のいなないて 速く駆けそう曲がったきゅうり
7
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滝川昌之
君つけて俺を呼ぶ女子 同窓会 お盆にかえる女子に男子に
19
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ななかまど
ワクチンができるまではとあまびえが消毒液はいかがと話す
8
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ななかまど
声高く心配するは親心旅立てる子に鴉の母は
12
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こうは
一昨日の夕燒け小燒けの雲の空蛙鳴きては寂しくなるや
7
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名鈴
年月経 かの夏語る 人僅か 鐘をよすがに 手合はせ偲ぶ
15
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舞
ゆったりと空を眺めて露天風呂 吾と浮き雲 浮き雲と吾
7
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KEN
この雨の ひとつぶさへも 施せぬ ならば心に 鶴を折りてむ
12
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横井 信
日は暮れてそっと鳴き出す草むらの虫は呼んでる父母の声
13
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横井 信
立秋の楓の木々の木漏れ日に虫捕り網と蝉の抜け殻
9
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うすべに
草いきれ 秘密の場所の夕化粧 風をなぞればなつかしい夏
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灰色猫
葉脈に水が流れてゆくように羽化する蝉や翡翠のごとく
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滝川昌之
向日葵の花粉に埋もれ蜜蜂はケチャップつけた幼子のごと
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ななかまど
西瓜でて会話は切れる八月の顔の筋肉ゆさぶりて夏
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