詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
跨って見える景色の崩れゆく速駆けになる鼓動とともに
10
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恣翁
雨混じる 大きな雪の花片を数へて 緩き時 過ぐしけり
18
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コタロー
行く人を靜觀したる野佛にささやかなりし菊のお供へ
14
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舞
交わすべき衣の結び解く指にときめきふれる哀し遠き夜
11
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KEN
凍み落ちた 林檎ついばむ ひよどりの 聲寒々と 心吹き拔け
12
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横井 信
枯れ草に降り立つ霜を踏みしめてこころに澱む白いため息
15
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葱りんと
よく見れば些細なことでも溜まったら重たくなるんだ 布団にもぐる
15
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へし切
見上げれば冬の夜空に眉月の影冴え冴えと秋にまされり
22
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夢士
遅ればせ年賀もらひて一呼吸送る便りの寒中見舞ひ
15
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秋日好
空の色枝色輝く庭日和ベッドの上にあぐらをかいて
13
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へし切
渡ろうか いや 戻ろうか思案橋 ここは花街 ひと夜の夢に
17
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滝川昌之
「旧姓に戻りました」の賀状だけまた読み返す男心よ
27
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紫草
純白の春の財布を求めたり真新しきものは良きかな、良きかな
14
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しずく☆・.…。
君という 太陽にそっと 照らされて 私はぐるり 回転して生く
22
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舞
生きてきた足跡のみをひと片の言の葉のなき詩と遺して
11
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横井 信
新しい靴で踏み出す一歩めは朝陽の中で鳥と語らう
16
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夢士
松納めバス停に立ち深呼吸さよなら正月駅へと向かふ
10
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葱りんと
売っているパック七草水洗い この日は特別ひげ根も食べる
12
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灰色猫
味わえば失楽園の蜜の味そのふしだらな炎のりんご
26
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KEN
冬晴れを 返すしろがね 吾妻峰の 肌に溶け飛ぶ 白鷺一羽
12
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