恣翁のお気に入りの歌一覧
夏恋
嫌いなのうちの人たち本当に見栄っぱりの大ほら吹きで
2
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只野ハル
キンシャサの喜び溢れる演奏をモニタの前で立ち上がり聴く
1
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舞
膝をつきビルのフロアの染みを拭くメンテの君よ誇れその汗
9
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浅草大将
大空のすゑの白雲ちり散りに明日の旅路のゆくへ知らずも
12
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ふきのとう
窓を打つ激しき雨に讀み終へた河野裕子の生きざま想ふ
14
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ふきのとう
いつしかとはなみずきは染まりゆき虫食いの葉は風に遊ばる
6
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春琴
潔く 立ち去り決して 振り向かぬ 恋の終わりまで 不器用なまま
4
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ふきのとう
ようやくに体調戻りしこの朝は新米炊きておかわりをする
18
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紫草
黄金なる秋の陽の矢に手を伸ばす掴みたきものひかりひとひら
10
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詠み人知らず
薬局の紙袋下げ杖をつきゆっくりと歩む好々爺がおり
3
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うたのはら
芽吹かぬを嘆き惑わず擲たず注がむ水に伸びゆく心根
2
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紫草
風邪ひいた娘の勢いどこへやらホウレンソウのポタージュ作る
10
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詠み人知らず
がっしりと大きな車輪を懸命に動かす姿はカメさんのごとく
1
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みやこうまし
「もういいかい」「まあだだよ」・・時は主観で伸び縮みする
7
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五穀米
午後からの雨の予報に無防備にベージュのパンツを穿いて銀座へ
2
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詠み人知らず
天井の蛍光灯のその白さ浮かんで見えた我があばら骨
4
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紫苑
廃線の駅舎のこれる野に生ふる薄の花に秋風ぞ吹く
9
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詠み人知らず
歯車になりたくないと言う君は 歯車にさえなれないでしょう
14
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とうへんぼく
きのふまで癒してくれし琉金の命みじかし半月の夜
2
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聴雨
雨音に耳そば立てて夜もすがら夢まぼろしや月の声きく
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