詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
あぐらかき古い書物を読む父の横から見上げる大きな背中
15
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吉野 鮎
末黒野の若草山をけむらせて一日のあめや 春のさきがけ
19
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己利善慮鬼
揺りかごに同じ願いが注がれてそれは小さな光のうただ
8
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詠み人知らず
魚として生まれてきてはカニとして死んでゆきますカニカマ人生
18
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石川順一
赤枠のカギは玄関開けるもの無色のカギで木戸口開ける
8
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石川順一
暖房を二十三時で切りにけり昼から雨の今日は暖か
16
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詠み人知らず
この冬は極寒たりて夜をこめてマイナス4度で水道凍りき
7
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横井 信
予約した 靴のサイズが 小さくて 準備が進む 入学式へ
10
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へし切
何となく昨日とおなじ今日は暮れ朝夕べの老いの日々かな
19
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滝川昌之
街中に咲きだす梅を羨めば狭庭まだかと東風待ち望む
22
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詠み人知らず
つかるるを厭ふて憩ふ馬の背に吾ひとり乗りあしび食ませば
12
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灰色猫
本土まで届かなかった沖縄の悲しい風が今日も吹いてる
18
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詠み人知らず
目らもたで 奇しくも生けり 光なき海底に棲む 魚がごとくに
12
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吉野 鮎
ゆくりなく雲間射しきて階降りるひかりの皇女二上の山峰に
16
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吉野 鮎
宮跡の冬枯れ柴原荒ぶ風連凧上る唸る綱音
14
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千映
少しずつ陽射しに春が見え隠れ風邪はごめんと人混み避ける
14
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夢士
母の胸抱かれ眠る幼子や何を夢みて笑ふ口元
16
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岡宗春
はだか木の心さむしと耐へるのは蒼きころもをまとふと知れり
8
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横井 信
できそうで うまくいかない もどかしさ 光の春の 陽射しの中で
15
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石川順一
香川県さぬきうどんがすごいらしい一番小さい県なのだけど
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