コタローのお気に入りの歌一覧
鰹鯨
無関係に浮かび出てゆく手首から少しの血と僕の寝煙草
4
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鰹鯨
名古屋から無くした傘の梅雨空にまた買おうかと思う新宿
4
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詠み人知らず
白妙の卯の花しだる生垣の小枝にむらがる雪の精あかり
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うすべに
五月晴れ 読経の声も空抜けて 緑にそまる礼堂のゆか
8
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へし切
真言に涼をもとめる猛暑かな「おんばさらだるまきりくそわか」
19
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へし切
あと少し 四葩の花の咲く日まで 五月は暮れて 空 青々と
19
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へし切
むらさきに咲きたる花の散り落ちて涼しくかほる桐の下風
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へし切
夕暮れになほ色まさるあじさゐの四葩の露にうつす月影
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舞
信号をヨチヨチ駆けて幼子はわたり終えては抱っこせがみて
4
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KEN
まがつみも かしこき事も ひとのよの 集ひに歌ふ 聲は時越え
8
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KEN
夏となり 風に怯える さくらの實 宮本百合子の 石の碑の上
8
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KEN
ひとまろの 歌の意味など 思ひつつ フォンのアク取る 午前二時半
11
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KEN
深夜便 奏でる音は スターマン 見上げる闇に 時にほふ風
9
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KEN
水無月に 殘る根雪に ほのぼのと 白きほむらは まだ燃ゆるらむ
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び わ
朝が来た陽の下草木みずみずし気を引き締めて簿記囲碁挑む
5
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び わ
ダンゴ虫のびのび生きて繁殖す君達注意強敵私
5
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び わ
アマリリス背を伸ばして眺めてる頬赤く染め恥らいながら
5
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び わ
紫と赤緑白紫陽花がわたし出番と庭を飾りぬ
3
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び わ
贅沢な家内元気で吾もまたこの幸せを永久(とわ)にと願う
5
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もどり
ラテン語のかすかなふるえ 天上は公立校の窓辺に宿る
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