まるたまるのお気に入りの歌一覧
三沢左右
紅に薄く絵の具を含みたる小筆を措きて画の完りぬる
27
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浅草大将
風向きのいつ変はりしか前原に知恵もあさ茅の数多靡ける
13
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芳立
菅の根の乱るる世にも八ッ場ダム偽メール事件たれか忘れむ
5
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芳立
禍津日のわざといふらむたらちねの母のかたみの病みの種をも
9
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七色コイン
毎晩さ睡眠薬で夢を見る 君ばかり出る優しい夢さ
11
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たんぽぽすずめ。
包帯が頭と腕の母が朝戻り親父を子は殺したき
9
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芳立
こがらしに幼の羽も凍えつつ声いたむなり街頭募金
6
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浅草大将
その昔誰もが視れど飽かねさす日こそ照れびの輝きや何処
20
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ケンイチ
世につれて移ろふ歌はつれづれに朧なるかなふる里の空
22
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芳立
つゆくさのあすに暑さのもどらむと予報きいたかつくつく法師
11
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芳立
秋雨の変はらぬ夜半のおとづれにふたたび聞かぬ君の衣ずれ
13
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紫苑
触れもえぬひと日の過ぎて暮れ方のいのち染めてむ爪紅の花
18
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たんぽぽすずめ。
ベイブリッジからもしもあなた飛んだならすぐ追いかけるこれも約束
5
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falcon
つかのまの花火も消えて帰る道かたへにすだく虫は秋の音
17
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falcon
ゐづまひを直す上布の衣ずれの音のかそけき忘筌の席
10
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芳立
法師蝉となへもやまぬひぐらしのはや足もとにこほろぎの鳴く
19
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恣翁
暮れ方の 海の匂ひは 冷たくて 仄かに青み 肌に纏はる
22
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まるえふ
道を逸れ山道歩く線香とカップ酒持ち寂れた墓地へ
42
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あそびくも
とほき日のいたつく毎の缶みかん未だ詰まれり母のやさしさ
17
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浅草大将
野辺をゆく色なき風の旅ごろもたちまち染むる萩の花ずり
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