詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
河のほとり
春はまたちぎりし光をたのみにて千代にも花のたのしさをつむ
11
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舞
めでたさもまあそれなりに新珠の寝正月かな妻とのたりと
9
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ななかまど
大晦日うどんはうどん蕎麦は蕎麦顔がそろえば細く長くと
12
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里香
明けぬればくるるものとは知りながら昨日今日とは思はざりしを
11
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滝川昌之
来る年を濁らせまいと澄む汁の年越し蕎麦はかけでいただく
16
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滝川昌之
凍て雲が覆い隠した街の色 灯油タンクの赤だけ残し
18
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横井 信
紙を切るハサミをじっと眺めつつしずかに過ぎる年の瀬の雨
10
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KEN
人影は 湯氣の衣を 羽織りけり 暮れる年の瀬 波來湯の小路
12
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び わ
こんねんも無事大晦日たどり着く涙と笑顔後に残して
7
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名鈴
心焦られ 世に筋違ひて 罪犯せど 飽き足らずして 遣る瀬無きまま
7
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名鈴
昔より 造ると狂ふは 断ち難く 結ぼほるとぞ 空恐ろしき
12
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蔓葵
星の命ほのぼの弱る冬の夜にむかしも今もしら雪ぞふる
10
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リクシアナ
煽られてよろけて仰ぐ師走空暦ばかりの一年がゆく
19
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ななかまど
平成の備忘録かき終わるとき災禍の記憶集まりて来ぬ
10
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ながさき
厳寒の 冬も必ず 春となる 冬が秋へと 戻ることなし
12
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うすべに
野におけば雪割るものを福寿草 店に並んでどこかはにかむ
12
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KEN
ぬばたまの闇につぶされ あかねさす陽にみかぎられ されど生きてむ
10
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横井 信
年の瀬の眠りについた工場にやさしく響く冬鳥の声
12
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舞
顧みてまた虚ろなるいち年の区切りをひとは年の瀬とよぶ
8
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ななかまど
母の味おぼえし杓子手にとれば箸のすすむや切り干し大根
10
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