水月のお気に入りの歌一覧
コタロー
飼犬が繩で繋がれ我を見る寂しげな眼に映る春色
6
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舞
晩酌す静かな夜にポツポツと妻と語れる今日のことなど
8
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コタロー
翡翆が池に佇む朝の景良き事起こる今日の占ひ
5
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コタロー
水仙の陰に陽光差し込めば再び咲きぬ水仙の歌
10
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河のほとり
梅の花かほる夕べのつかの間にまたおもかげの消えゆくや誰
18
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コタロー
朝ぼらけ鳩が群がりスーパーの建物の上客を見てゐる
4
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へし切
しろたへの波路はるかにゆく舟のわたつ海にぞ波の花さく
23
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滝川昌之
馴染んでも片方失くした手袋のようなしがらみばかりが残り
22
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河のほとり
僅かなる光ぞかすむ見し夢の何とは知らぬありあけの月
17
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行中納言中将知師
山風や物思ひのこるもみぢをば しらぬ遠くへ流れゆかせよ
5
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秋日好
赤黒き月蝕見られぬ今晩はさやかな色で月は見降ろす
16
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吉野 鮎
地の影に黄金の滿月侵しゆく悠久の時廻りのひと夜に
15
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みやこうまし
山茶花は寒空のもと次々と花を咲かせて冬を支える
10
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詠み人知らず
コンビニで少女が吾を見つめおり「絶倫王」を手に取る吾を
7
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灰色猫
神木を燃やしているの生きてゆく罪を犯して冬を越えるの
18
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灰色猫
太陽も月もわたしを嫌ったの樹海の闇だけ愛してくれたの
14
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へし切
待ちわたる春は名のみに風寒えて雪気に曇る小夜の月かな
23
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石川順一
無塩なるクルミを食べる現代詩「落日の駅、水際で呼ぶ人」
15
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秋日好
ふがいなさ拭えぬ夕べ寒空に静かな月が貼り付いている
12
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蔓葵
谷隠れ日もしら雪にうづもれてまだうちとけぬうぐひすの声
10
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