吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
ファッション誌 かぶれるように真似をして学生街の蔦青きころ
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灰色猫
ふたひきのマリンブルーは求めあひキューブ硝子の海をたゆたふ
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ななかまど
予報士の声さわがしく梅雨に入る妻の二度聞きゆうつなる頃
9
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ながさき
地球では 四十億年 経っていた 最初の生命 生まれた日から
11
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ながさき
環境を 破壊するのは 人類を 破壊するのと 同じことだ と
11
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ななかまど
足るを知る昭和の母の詠みたるはつましき暮らしとつましき家計
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ケンイチ
少女わが顔をまぢまぢ窺ひて誰も座らぬ両側の席
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滝川昌之
少しずつ我慢持ち寄り凌いだか そろそろ密にもなりたい頃な
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夢士
熊笹の生い茂る道ただ一人三密を避け熊も出で来ず
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銀
秒針のかすかな震えいくつかの遺言とともに恋は死にゆく
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灰色猫
愚かさも汚らしさも剥き出しに月に向かって吠えていたんだ
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灰色猫
綺麗事ばかりじゃ生きていけないと化け物みたいな大人なった
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灰色猫
戯れ言を聞いておくれよガラクタはガラクタなりに叫びたいんだ
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灰色猫
爽快な音を鳴らしてサイダーの栓を抜いたら飛び出すぞ、夏
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KEN
雪散れば かの春を戀ひ 花降れば この春悔ゐて 今宵五月雨
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舞
清し風道端の花木々の音青空の雲 世は美しく
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名鈴
燕 ここなる虫を 持ち帰れ 巣に居る雛ら 口開けて待つ
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紹益
北に人 南に島を 奪われて 何にもしない 美しき国
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麻矢
夕景に白粉花と子どもたち手を頬を白く浮きあがらせて
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麻矢
満月は吾を定点として見きどれにも属さぬ器の吾を
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