藤久崇のお気に入りの歌一覧
灰色猫
綺麗だと言われる時は短くて桜に染まる乙女のように
25
もっと見る
灰色猫
黄泉までの旅の始まりしめやかに水辺を流る花の筏や
23
もっと見る
千映
コスモスの芽が出る喜び知ったからまだ残る吾の挑戦探す
8
もっと見る
ななかまど
気を揉みて咲きだしたるや八重桜八十八夜の夜露に竦む
8
もっと見る
滝川昌之
子を育て若葉に触れた季節は過ぎ平成はこの春と暮れゆく
22
もっと見る
灰色猫
貧困や飢餓で苦しむ国の名を今すぐお前答えてみろよ
22
もっと見る
春咲
寄るひとの なき山里の 花なれど 知るひとも居り 棄つべくもなし
18
もっと見る
うすべに
ページ繰るきみの横顔おだやかで 声かけるのをためらった午後
14
もっと見る
灰色猫
染まりゆく花の筏の幽さや冥府へ誘う水のあやかし
25
もっと見る
へし切
むらさきの都忘れの花みれば恋ふる人さへ忘るものかは
23
もっと見る
へし切
さくら散り春は暮れゆく山里に色かへて咲く山吹の花
24
もっと見る
へし切
佐保風はいたくな吹きそ藤波の今は春べと咲き匂ふかな
24
もっと見る
へし切
あらたしき春をふたたび迎ふ日のしぐれ静かな和むこころに
25
もっと見る
青き銀椀
シリウスを見失ひしあとを生きてゐるマリーゴールドに今呼びかけつ
9
もっと見る
青き銀椀
昼過ぎてバラの咲けるを陽の差してぬくもれる花くれなゐにして
8
もっと見る
恣翁
ふるへつつ 固く閉ぢたる蕾にし 今宵くちづけ 囁く「ジュテーム」
19
もっと見る
恣翁
春雨に濡れしばかりに 街の灯は 水に沈める花芽と見ゆらむ
17
もっと見る
葱りんと
令和までよく生きたねと本心を笑顔に隠し仕事場へ行く
15
もっと見る
舞
うしろ姿のしぐれてゆくか 雨でなく雪にもなれずほどろほどろと
6
もっと見る
青き銀椀
今日といふ魂のかぎりとむらさきの垂るる重みをゆめうつつ受く
14
もっと見る
[1]
<<
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
>>
[369]