夢士のお気に入りの歌一覧
祈り花
鈍色の空の下にも木蓮のさやけき姿明るく照らす
8
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祈り花
木蓮の花びらはらり重たげに散り初む弥生雪降る如し
7
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うすべに
枝離れうすべにの蝶舞い上がる また来年と風にながれる
9
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ななかまど
たかだかと空の青さを告知する春の雲雀が点になりゆく
14
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名鈴
音に聞く 籠り居る日の 菓子作り 我もしかなむ 粉を押し練る
10
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吉野 鮎
あなたとは背中合はせを呼吸する隔てる霧中をじつとみつめて
13
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横井 信
遠ざかる線路の響き水鳥の歌声つれて歩くあぜ道
14
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KEN
昨夜の雨 重き風さへ 糧として 路の槻の 木靈目覺めん
10
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舞
子の頃に父と造った砂の城まだあるだろかあの砂浜に
12
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夏深
運命をもてあそぶ波の緩やかにと祈りし空に虹の架かりぬ
15
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藤久崇
降るならば 澱まで流せ もろともに 明日は澄ませる 美空ともがな
14
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ななかまど
詠わずにいられなこと多い日は味噌汁の湯気うまそうに立つ
14
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灰色猫
またいつか生まれ変わって出会おうと眠りのなかで微笑むあなた
15
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滝川昌之
巣と餌場 返す翼の懸命さ 若親つばめの子育て眩し
20
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灰色猫
稚鮎釣り釣れた釣れたと楽しげに子供の声の響くせせらぎ
15
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舞
ウイルスも非常事態宣言も幼さ子ら無心に遊ぶ声のうつくし
7
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ななかまど
竹の子は掘られゆくこと知らぬまま黒き土中になよ竹想う
11
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滝川昌之
竹林の静寂は待つ鳥影に鶯色の葉擦れの音に
19
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うすべに
おぼろ月 香りひそかに花あかり ひとよの夢の儚さ照らす
10
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横井 信
ひとときの平和を祈る風浴びて黄緑色の若葉は笑う
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