KENのお気に入りの歌一覧
横井 信
梅雨らしく大地しめらす雨の降る朝は冷たい若葉の調べ
11
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うすべに
夕べならよかったのにと拭くレンズ 雲の切れ間に十六夜の月
10
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灰色猫
人肌を恋しがってる手のひらに氷を置いてあなたを想う
10
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へし切
国民に 我慢の日々を強いてなほ 五輪とは 誰の何の為なるや
13
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ななかまど
クローゼット湿りてきしむ芒種頃季節を出して季節を仕舞う
10
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名鈴
思ひ夫 思はぬ日だに あらぬもの 深き契りを いかで忘るや
14
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滝川昌之
「来てくれ」と言わなくなった友人の飲食店の前を通れず
18
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横井 信
今日だけは朝のペースを変えてみる一本早い通勤列車
12
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橘
鼻先でシャットアウトの惨めさも知れば心も幾らか育とう
6
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音弥
参入へ失敗の過去にリベンジを不死鳥飛ぶか西国の空
11
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葛城
再讀の書をしばし置きアルバムに己の過去の物語をよむ
9
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ななかまど
八重に咲く牡丹散りしく花ござを見尽くすほどに深みゆく空
11
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へし切
淋しくて君恋ひしくて逢ひたくてひとり寝る夜は思い出枕
13
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名鈴
高きねを 伏し拝むべし 吹く風に いと有り難き かねごとぞ聞く
12
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御宿川蝉
里山で 見し片栗の花 想ふ そりかへる花被 觸れて愛でしを
11
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滝川昌之
店先の谷中生姜が褄として若鮎漁の解禁を待つ
20
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横井 信
梅雨入りの五月の空の白雲ははじまる夏の小さな一歩
9
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うすべに
救急の音まぎらせてほととぎす 季節めぐらす夜半のひと声
6
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御宿川蝉
山門をくぐり涼風池によす 睡蓮の花閉ぢる黄昏
15
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横井 信
五月晴れ雲の隙間の青色にとけてく夏のひとりの時間
13
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