滝川昌之のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
梅雨寒に重ねし衣脱ぎ捨てて 阿修羅のごとく草と戯れ
13
もっと見る
可不可
泣かないし笑はないし無口だし 陰口から徒名へ 私マネキン
6
もっと見る
煩悩
埋め立てゴミとなった東京タワーを丸めるためゴジラへのオファー
7
もっと見る
詠み人知らず
かじれない毒色林檎の絵画だと作風判じて貰ったキャンパス
8
もっと見る
詠み人知らず
越えるべき現実の渓の深さなど図れはしない霧中の足取り
7
もっと見る
詠み人知らず
雨の日はオレンジジュースの紙パックペチャンコにして片附けてみる
5
もっと見る
詠み人知らず
雨もよい少し寂しいそんな夜は 古里の山遠き日の夢
18
もっと見る
舞
ま白なるポプラの綿の舞う頃の風は優しく札幌の街
9
もっと見る
び わ
部屋の中野薔薇飾りていつくしむ真っ赤な花があちらこちら
8
もっと見る
KEN
瀧越えて水尾枯れるまで濡れ行かば天へと誘ふ八重の石楠花
14
もっと見る
詠み人知らず
まどろっこしい嫗の脱線話にも堪え 葬儀屋は営業スマイル
9
もっと見る
詠み人知らず
悲しみに烟る巣を見て過ぎがてに置かれし厚意の言葉にのどよふ
14
もっと見る
詠み人知らず
夏らしき埃の臭ひ立ち籠めて音もなく雨はライトに映ず
16
もっと見る
葱りんと
まあいいや 楽しい気持ちになるために 明日花でも 活けてみよう
14
もっと見る
葱りんと
会議ではなく飲み会で 否定的意見を述べた 後味悪い
6
もっと見る
横井 信
あちこちで蛙が鳴いて出迎える無人駅から傘差し歩く
16
もっと見る
夢士
真夏日の空を蔽ひし梅雨の雲一夜明くれば憂鬱の雨
13
もっと見る
詠み人知らず
本当に繋がっているか疑問もち山手線に一周乗ってた
10
もっと見る
詠み人知らず
独特の幼いノリを前にしたおとなは何に頷けるだろう
4
もっと見る
千映
速記士の如く手紙やはがき書き吾の心身蘇生されたる
10
もっと見る
[1]
<<
1757
|
1758
|
1759
|
1760
|
1761
|
1762
|
1763
|
1764
|
1765
|
1766
|
1767
>>
[2891]