詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ななかまど
縁側を一人じめして伏したればぬるきかげんに冬日はさする
9
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うすべに
街灯にふわり風花浮かぶ夜 月さえざえとちぎれ雲行く
8
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恣翁
店先のぐじの上にし 降り積める 氷雨混じりの 春の雪かな
17
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夢士
立春の声聞くこの日旅立ちぬ共に立ち居しピッチおもほゆ
9
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横井 信
陽を浴びて散りゆく花の枝先に遊ぶスズメの交わす鳴き声
13
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KEN
このひとひ 人を殺めず 耐へ拔けば 夜風に冷えて 瓦礫と崩る
7
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ななかまど
雪降らす神の在せば暖冬の今年の農やいかにするなん
11
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滝川昌之
「恨みっこなしで」と恋の平等を粋な胡坐で説いた歌姫
17
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ななかまど
捨てられぬ言葉であそぶ冬の日はノートの文字が鬣ふるう
12
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蔓葵
君ももし月に心やあくがれんしばし夜道を過ぎがてにして
12
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滝川昌之
明け方の影でしかない木々からも芽覚めの気配 風ぬるみ出し
15
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夢士
冬うらら花愛で歩く昨日今日睦月の晦日に映える三日月
13
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うすべに
かき曇り冬が顔出す みどりめく枯れ芝の上あられが踊る
7
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横井 信
早朝の冷たい風が忍び込む窓辺の席に輝く笑顔
12
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滝川昌之
初めての街で見つけた定食屋 老いた店主の副菜がいい
17
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KEN
訳もなく 夜を刻むかな 雨垂れは 氷柱になれず ポツリポツリと
8
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横井 信
ただ花を見つけて笑う蝋梅の香りにそっとメジロが遊ぶ
12
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KEN
風よりも ほころび匂ふ 梅よりも オリオンの火に 行く時を知る
7
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名鈴
手に持ちて 心ときめき 紙開くる 恋文の如し 彼の種袋
15
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横井 信
明け方の雨にぬかるむあぜ道にやさしく揺れるタンポポの花
15
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