詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
西村 由佳里
タンポポの綿毛のようなもの思いどこか遠くへ行っておしまい
12
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鈴木たとえば
君がキスする時の瞳で側溝の蛙の死体について言う時
5
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さえね
母猫のそばでゆっくりねむりなさい冬を越せずにゆく子猫なら
9
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滝川昌之
苛立ちは人身事故で遅延する車両ではなく救えぬ命
21
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西村 由佳里
久しぶり桜のつぼみと梅の花枝でさえずるスズメの家族
6
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西村 由佳里
この歌を何度も何度も聴いている昨日も今日もきっと明日も
7
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只野ハル
赤信号みんなでわたれば怖くない黄色でひとりわたると怖い
3
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只野ハル
伐り過ぎた梅にも花の咲き初めて少し寂しい満開を待つ
17
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もどり
絶海の孤島を胸に飼っている 世界の終わりはここから見るの
4
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灰色猫
お薬を飲むたび体が痛がるの体に眠りを与えなくっちゃ
24
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舞
仄やかに明けゆく朝浮かびくる影さえ白き雪像の群れ
10
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夕夏
みどりでもとなりのしばふあおくみえかくもあいまいとなりのしばふ
4
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アキラ
夏終わる景色を見せて夕方はひぐらしのなく夕陽は赤し
3
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アキラ
亡き父の金庫にありし母からの拙き恋文ほのかに哀し
3
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詠み人知らず
人を捨てず 万に心を砕いては 手をさしのべる雛よやすかれ
15
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らぷみ
我が為の我が歌つた文字たちも誰かの胸に留まりし夜
6
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らぷみ
高らかに歌えや歌え歌人たち「私は確かに今、ここにいる」
13
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洩矢転石
おなじこと繰り返してる振りをして冗談めいたさよならをする
7
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世捨て人
動物や草や木まで泣いている涅槃図のよな歌を詠みたし
2
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安芸
階段を踏み外したかのやうな震えあなたも夢を見るのだろうか
4
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