inosannのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
過去形のメモリ流れる車窓から 君のベランダ探しているよ
9
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夏恋
琥珀の目わたしの両腕掴んではわたしの瞳を覗くのが癖
8
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舞
迷い出で為す術も無く干からびる蚯蚓の問いに何と答えん
5
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聴雨
薄暮れに来ぬ文待ちて佇めばわが衿あしに風は戯ゆる
11
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聴雨
あさね髪とく甘やかな指先は今ひとたびの夢路いざなふ
13
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おおしまゆきこ
「眠り行き最終バス」を諦めてほとりでひとり携帯を読む
22
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文麿
磯の荒み阿古屋の貝の宿すてふ小さき眞珠を育て贈らむ
6
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小林道憲
声だけはどうにかならぬか うるわしき尾長の姿見つつ想いき
9
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みやこうまし
松陰のベンチで一人歌詠めばノートにひらり人という字が
15
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詠み人知らず
おいそれと褪めない恋を調合し 君の小指に吹き付けましょう
12
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聴雨
すべらかに墨染の夜を渡りゆく真珠の月のしづくかなしも
9
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詠み人知らず
いつだって誰も寄らない見たくない欲得ずくで動く人など
5
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紫苑
よこがほのかそけきさまにくれなゐのいとあざやけし五月のさうび
11
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紫苑
夕月のはつかにゑまふ園生にし応へるがごと白薔薇の咲く
8
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夏恋
泣きじゃくるわたしの背中を撫でていた気怠げな声物憂い瞳
7
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詠み人知らず
とりあえず生と叫んでみたいけど「これいただくわ」澄まして言える
7
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舞
愛してる君が好きだと吾が妻に真顔で言えば腹グーパンチ
11
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五穀米
生きること独りで生きてゆくことを今さらながら拳結びて
4
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胡桃
弱さなど見せまいとする振る舞いが あなたの首を絞めていたのよ
5
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河のほとり
夢覚めて思ひ絶えざる月にまた人は雲居のよそにこそなれ
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