KENのお気に入りの歌一覧
葛城
鮮やかな青一閃の遮りて翡翆の鳥の川面を飛翔す
12
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ななかまど
創造の神のきまぐれ雨をして人の造りしもの流しゆく
13
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名鈴
二人より 他には何も 見えもせで 聞こえもせざる 夜に誘はむ
8
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滝川昌之
深酒の 懺悔は無言 翌朝は 昨夜の饒舌 均すがごとく
12
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うすべに
うす闇に浮かぶくちなしほの白い香りただよう夜のさみだれ
7
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夕桐
吉祥の扇の際に華添はる 願ひ書きたき虹の帶かな
6
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夕桐
苫舟のさまよふ袖の先見えず 宇治の濁りに惑ふ浮姫
5
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横井 信
新しいパッケージへと手は伸びて蒸し暑い日の贅沢ビール
9
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灰色猫
開催か中止の論議が観客の有無の論議にすり替わってる
10
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灰色猫
冷水のシャワーが焼けた肌を打つ少し痛くて少しさみしい
9
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ななかまど
夏空の雲映りいる池の面の影くずしつつ大輪の蓮
10
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へし切
今を見ず先を読まないこの国は無知と無能な政策ばかり
13
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葛城
黒南風のはびこるのみか明く間際 暴れて世夜を脅かすかな
9
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名鈴
栲領巾の 色白ければ 君懸くる 情けの儘に 染みゆくなめり
8
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滝川昌之
控えめな七夕飾りの短冊に「家ぞくりょこう」のせつなき願い
20
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横井 信
蹴飛ばした布団の中で聞いている名前を知らぬ鳥の鳴き声
10
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御宿川蝉
梅雨晴や 午睡する身に 北からの 遠雷に乘り 寄する涼風
13
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灰色猫
屍に心をひとつ埋め込んで愛してくれと泣いていたんだ
8
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灰色猫
夏までの光る木立を駆けてゆく例えば窓から飛び出すように
9
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灰色猫
溶けてゆく氷に姓と名をつけて喪失感を学んでいます
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