詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
暮れやすき陽の 力なく薄れゆき 後の彼岸や うそ寒かりし
16
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うすべに
十六夜のすすき透かせて月高く さやかな影が畳うつろう
8
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みをつくし
展望台 秋天玲瓏晴れ渡り 紀淡海峽友ヶ島見ゆ
17
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ななかまど
秋ふかみ夜の冷気に冴える空幾光年のひかり届くや
14
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秋日好
秋風に復活見せるもみじ葉に告げねばならぬ背は戻らぬと
12
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ななかまど
いわし雲すずめおどしと秋あかね里の田んぼの秋物語
13
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藤久崇
望月は 失する物かは 塞く雲の 後ろに今し 清く光れる
13
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横井 信
変わりゆく日々をうかべて道端の草の頭をつついて歩く
17
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うすべに
ゆく夏の名残りかすかに月見草 桔梗の色に染まる夕暮れ
12
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KEN
ねこじゃらし 吹く風と戲れ 誘へども 夜露乾かぬ 子猫は静か
12
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おじい
落雷の 折れ凄まじき 一閃に 壁の鏡は 深き罅負ふ
11
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みをつくし
群青の空に水引く流れ星 煌き入りぬ深山の果てに
19
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滝川昌之
運動会日和となれど祝砲も響かぬ空の高さ虚しき
17
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名鈴
漸うと 日に乾きしが 藤袴 香のみ残して 闇に消えゆく
9
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ななかまど
夕べには夕べの月の思いあり今宵は一献今宵の月と
15
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灰色猫
茜落つすずろぐ月のさやけさに重ねし肌の冷たさ忍ぶ
11
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灰色猫
草枕ひかめく月の肌ざわりあなたのようで伸ばす手のひら
9
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トウジさん
秋覚ゆ庭の紅葉もいろづきし独り愛でるもあな心淋し
9
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稲千代
寂びの秋來たりとぞ思ふはらはらと柿の葉地に落つるを見ては
15
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KEN
あの春の 傷は癒えたか 十數へ 時雨洗ひし 稻穗に問へど
12
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