葵の助のお気に入りの歌一覧
葛山葛粉
坂道のうえ一面の水色が染めてしまって息もできない
4
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紫草
吹く風にピンクのフリル振るわせてうなずくように笑む百日紅
14
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紫苑
丈たかき身を押し立てて向日葵は火輪に宣戦布告をなせり
13
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恣翁
二年と半ばで 届きし一区切り 万の評価 ありがたきかな
31
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裕二
一歩先の背に触れる手を失ってぼったりぼったり陽は落ちゆきぬ
2
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芳立
蜜よりもあまい吐息で耳もとにささやいてくれ「悪いひと」つて
14
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敷島ヤマト
君という大海原を渡る夜が昨日と明日をへだて始める
4
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敷島ヤマト
おずおずと指を絡めて歩きだす梅の香僕らを導いてゆけ
9
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牛隆佑
俺のいないリカちゃんハウスきらきらと(パパはじょうはつしたのよ)と言う
7
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浅草大将
幼な子はひとみに海をとらえたかただ一両の電車ごっこで
18
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葉月きらら☆
触れたのは指先だけの一晩を過ごした事を恋と名づけて
6
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恵
ゆっくりと貴方がメガネを外すとき後ろ手をつく白いシーツに
7
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詠み人知らず
幼な子を逆さに吊るし背を叩き 飴玉吐かせる母親の愛
19
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敷島ヤマト
うっすらと茶色くなってきたけれどやっぱり頼りない腕をとる
6
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はな
一年で一番短い夜くらいわたしひとりで乗り切らなくちゃ
21
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卯月
新刊の文庫の帯をゴミ箱に捨てる君とは恋ができない
23
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こはぎ
久々の君に駆け寄る改札でまた何度目かの一目惚れして
9
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舞
酒にても消せぬ憂さあり吾が影を踏みて歩める月を背にして
14
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市川ありさ
サーカスのテントのなかで愛し合う誰にも理解されないように
4
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市川ありさ
この恋が楽しいうちにサーカスのテントへ帰らなくちゃいけない
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