詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
コタロー
戌年の寺に參拜おとなしき犬が尾を振り急に飛び出す
5
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詠み人知らず
肉として文を書き付け血にかえてものを読み干す骨になるまで
16
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詠み人知らず
声として歌をつくればひびくことひびはいること届きうること
14
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詠み人知らず
一重のみ白のいろのみつける梅のすがたけわしく薫りゆたけく
22
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関山里桜
当て所なくながらへきぬるもの憂さを氷雨はなぞり滑り落ちゆく
13
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横井 信
澄み渡る この一日を 分け合おう 御嶽の峰 遥かに望み
14
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灰色猫
夕焼けを招くがごとく鴇色は冬晴れの陽につばさ赤らめ
18
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恣翁
地中より 何吸ひけむか 薔薇の紅 知らず 執拗き風の胚芽を
19
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水月
寒椿添える指先淑やかに重なる紅色微笑み艶めく
13
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あかつき
「再出発せよ」おみくじを結び終え天仰ぎ見ゆ 何処までも青
11
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秋日好
立ちのぼる君の姿が好きだから綴り続ける書いて噛みしめ
13
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秋日好
飾り無き蘭のひと鉢凛と立ち色を濃くして黙し耀う
16
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秋日好
咲きわける色柔らかにしたたかに思いのままにならぬこの世も
17
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ななかまど
夜降ちの雪の咲かせる満開の冬の桜は北風に舞う
14
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詠み人知らず
嘘つきの仮面を落とした その素顔 誰より優しく誰より弱く
12
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詠み人知らず
日が昇る 夜が明け世界が照らされて 誰より優しい お日様の顔
12
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滝川昌之
筆塚に歌を願えば陽のあたる梅の小枝に春が膨らむ
21
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へし切
いくたびに通ふ夢路も現世に去にし君には逢ふよしもなみ
21
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夢士
七草の粥食む朝や鳥の声子ら去り庭の赤き実つつく
22
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詠み人知らず
歌の海 漂い見つめ 詠み留めて 心に浮かびし 波紋を歌にす
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