佐々一竹のお気に入りの歌一覧
聴雨
雨だれの若葉打ちゐるリズムにてけふの一歩を踏み出さんとす
22
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詠み人知らず
春雨の降るように短歌の雨も降ってこぬかと空を眺める
16
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竹本未來
孤独さえ必要のない夜だから虚無を広げて瞳閉じます
4
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浅草大将
朝ぼらけ春のみなとは出づれども浦のかすみに迷ふうき舟
18
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浅草大将
現し世の夢をなみ路にうき舟の何故にこがれて思ひ煙れる
18
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詩月恵
初めてのSF読んだ十三歳 涙のわけを考え続けた
10
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聴雨
ゆふべには弓張月のやんわりと窓辺に浮かぶ春の輪郭
24
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詩月恵
空を飛ぶ翼はいらない わたしには踏みしめ歩く足があるから
17
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詩月恵
きいきいと心が軋む雨の夜気づかないふり傷つかないふり
14
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詩月恵
言い訳をしない貴方を思い出す無口な春の雪を見ている
28
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ケンイチ
朝かぜの報せを聞く頃わが帆には月の光が夢路を映す
18
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詠み人知らず
目覺めれば庭のいちごが實をつけて赤き實二つ父母に供へし
25
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詠み人知らず
春の海の沖の輝きひとときの茜も退せて暮れてゆきたり
18
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詠み人知らず
昨夜降りし雨に櫻の散りしきてわが蹈む道は桃色の絨毯
14
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詠み人知らず
大輪の朝顏の種この年も蒔きたり待ちし晴れの日選りて
13
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悠々
幾重にも波を重ねて春の海われにつたへし愁ひの有りや
23
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きりあ
ふたご座の流星群はなめらかな夜の帳を残して消える
8
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きりあ
草木の怒生目につく春の日に狂いたいような気持ち溢れる
13
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羽
春という本のはじめのページには飛行機雲のしおりをはさむ
34
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紫苑
恋、愛を謳い揶揄う舌さきの目は難破船をつめたく眺む
7
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