おじいのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
惚れやすい寅さんみたいに純真な眼をして妻が巡るデパ地下
19
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みをつくし
生涯にただ一度のみ触れにけり フォークダンスの君が指先
25
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灰色猫
まっかっか秋のお山は燃えていて雨が降ったらとっても切ない
11
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灰色猫
たくさんの命を乗せたお山さん海へと帰るお山の命
8
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渡辺
わたしから愛想笑いと苦笑い取ったらいったい何が残るの
5
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偽嫁
小姑の来襲まるで雨あられ ざあざあ降りで床上浸水
7
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只野ハル
猛暑日は過ぎたけれども鉢植えのひとつが枯れたでも水をやる
4
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みつむし
初春を皆で寿ぐありがたさ陽も暖かく波風もなく
1
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みつむし
夕刻に霙になって思いつく大根擂ってみぞれ鍋しよ
5
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灰色猫
熊を食べ偉大な森の王となるどうか私を食べてください
9
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名鈴
秋雨と 我が涙とで 帰り路の 轍ぬかるませ 君を籠めたし
9
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名鈴
逢はれぬとて 逢はれつるとて 涙する いはけなき我を 汝許し給へ
8
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うすべに
冬支度 働き者の蟻おくる 蝉のむくろにささやかな塚
10
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滝川昌之
朝夕に季節(とき)の進みを語らえば温き茶の香に秋風の立つ
20
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名鈴
幾度も 経にける秋も 君添はば 更にあはれの 身に染む心地す
12
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灰色猫
青空を愛す庭師の霜焼けにただ温かな花手袋を
14
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ななかまど
いきどおる心を時間がいましめていつしか暮れる一日のたぎり
12
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KEN
たらちねの 母のこつぼの にほいして 秋の夜の風 まどべにほのか
8
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みをつくし
中庭の松にかがよふ白露の君が瞳に映らふを待つ
25
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桜田 武
真夏日続く菜園で聞こゆる歌雨よ、降れ触れ、地下の根に届け
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