幸子のお気に入りの歌一覧
名鈴
心知る 日の本一の 道の人 心 魂 知らずと言へり
10
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ななかまど
露座仏は痛みを分かつ眼差しで赤き布団に座すかのように
9
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滝川昌之
ノールック欲しいところに酒を出すドンピシャパスを心得た妻
20
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可不可
雨ふっても晴れても秋といふ字は 今月いっぱい賞味期限
5
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夢士
冬めくや木枯らし坊や一号の声聞こえくる霜月の夜
13
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へし切
秋暮れてもみぢしにける山里の錦にまさる宵の望月
20
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うすべに
秋ふけて冷たい雨に紅をひく あなた想えば鳴くかごの鳥
9
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ななかまど
本日は売り切れましたと言うように銀河の寝屋へ急くやお日様
11
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滝川昌之
弁当を冷やかされてた新婚の午後の欠伸がまた憎らしい
22
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詠み人知らず
朝冷えに堪えて一輪楚楚と咲く夏の名残りの朝顔小花
17
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神戸風見鶏
人の世の憂ひ喜び悲しみを なべて降り敷く花のもみぢ葉
32
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名鈴
天命を 受け入れたりし 今よりは 有らん限りに まこと尽くさむ
8
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滝川昌之
筆と成りキセルと成って生き生きと噺家の手に踊る扇子よ
21
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横井 信
前を見て進む小径に朝顔の季節はずれの夢が咲いてる
15
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只野ハル
ブレンドと思いつつ食む炊き立ての複数原料米それなりに
9
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コタロー
亡き犬も連れて來たいなドックランはしやいで吠えて走つてジャンプ
9
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うすべに
はかなくて 夏のなごりのさくら貝 壊れるものと知りつつ拾う
13
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舞
一杯の茶の温もりの有り難く冬立つ朝の白きひと時
14
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千映
色つきて乙女の頬の如し山腕組み歩く京の片隅
7
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恣翁
梔子の 赤く熟せる実は裂けて 弾けむずるか 坪庭の冬
16
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