夕夏のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
夜更かしの細眼の猫をからかって枝垂れ梅など揺らす春日よ
16
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横井 信
里山の森に分け入り砂利を踏む音も楽しくウグイスの声
9
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うすべに
ふきのとう刻む母の背湯気かすむ 春の香りの立ちのぼる宵
10
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ななかまど
色のなき林たどれば春の目は膨らみはじむ蕾に止まる
13
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秀峰
渓流の音も冴え入る露天風呂 粉雪そそぐ四万の湯の華
6
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詠み人知らず
愛してるよ 最後の言葉 たった一日の ままごと遊び 嘘でもよかった
4
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可不可
年寄りほど重症化するらしい 皮算用まさか年金会計
4
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うすべに
少女の手じっと見つめる鹿の目に 光る春の日馬酔木を映す
6
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千映
消したいと思う過去もあるけれどその踏み台があればこその今
10
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滝川昌之
畑起こす土の匂いの中にいて春の瀬音を探すあぜ道
19
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松本直哉
卒業歌うらごゑにして春あさくきづなや愛を信じさうになる
3
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千映
履き心地重視をしたら行きついたコロッケ型の楽ちん靴に
6
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灰色猫
軽やかに鳴りゆく風は若き日の口笛を吹く君のようです
14
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舞
美しき言の葉尽くせたまゆらの夢にのみ逢う優しあなたへ
7
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詠み人知らず
泣きそうで 優しい言葉に 心は揺れた 彼には二度と 会えないんだろう
6
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青き銀椀
身ゆらせば水の尾生れて川下へ消ゆる流れに鯉のたたずむ
11
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灰色猫
果樹園で恋をしている花々に恋をしているみつばちに春
20
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里香
過去は未来に今は昔にあこがれてただ甘き夢の想い出のゆめ
5
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詠み人知らず
逆向いて 寝てしまってた 寒くて起きる ヒーターと彼は セットで暖かい
5
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舞
冬の夜半おと無く積もる雪の音にむかし語りす妻と吾との
11
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