詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
大獏
30年待ちゃいんだべ 豪快に笑ふじい様の楢葉は生きる
3
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横雲
交みたる蜻蛉の夢とまどろまで面影追ひて幾夜明かしつ
5
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詠み人知らず
母の名は海、父の名は空と聞く。かなしき庶子の目は月を恋ふ
14
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粕春大君
身を焼きて空にのびゆく紅の花は百日の斎とぞ思ふ
21
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五穀米
バイブルの外伝のごと花伝書を書棚に置きて花は白百合
8
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恣翁
銀漢の注げる 蓮華の水底に 流るる星は 沈黙の楽か
21
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いちにのパッパ
地下鉄の出口をこうして出た今が八月六日ヒロシマのとき
4
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紫苑
おやすみ、凍れる星の降る夜を今し消えゆくいのちあらむゑ
8
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ケンイチ
なつかしき一片ばかりみなぎりて遠つ国をもふといざよひぬ
7
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紫苑
天をさす指のさきに弔鐘の音の果つるもかなし長崎の空
16
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紫苑
ねぬなはの苦界をわたりさらばへしをみなのありき「あたしは女優」
7
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紫苑
夾竹桃の梢はつかにうなづく日わがたくらみの美しくあれ
10
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詠み人知らず
くれなゐの波をくくりてゆく路はあまりて遠きかなしびの道
18
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五穀米
終戦の日はまたマリアの日でもあり父母残りていまわれがいる
4
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詠み人知らず
星系の奇跡の地球にあらるるを人は鳥にも魚にもなるべし
15
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浅草大将
とこしへの命むなしも現し世の一膳メシヤに見放されつつ
17
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falcon
長崎と聞かねば知らずどこにでもあるような街人は行きかふ
7
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芳立
舟ひとつ火星に着けり折り鶴の乙女のあふぐ空のあなたは
9
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芳立
東京の蝉は夜でも鳴くのねとつぶやく君の蒼いふちどり
9
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ケンイチ
静かなる月もとむれば小夜更けて彷徨ふままの遠き消息
9
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