半格斎のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
汝が包むまろき乳房にくちづけの枕燈りにゆれる影の繪
20
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吉野 鮎
川の瀬のせせらぐ音は祕めやかに汝のささやきは夢を流るる
19
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滝川昌之
蔦紅葉 落ちたばかりの葉を一つ 歌材ノートに綴じ込める秋
31
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萱斎院
うつろへばもみぢ葉浮くるなみだ川 いづこの方にながれてぞふる
11
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萱斎院
霜むすぶ染むもみぢばのくれなゐに つれなき袖も色かはらむや
12
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灰色猫
月の降る深夜零時のブランコは悲しみたちの置き場なんだね
20
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ななかまど
畑から白菜できたよと母の声あら空耳か今日は一回忌
11
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へし切
秋深みもみぢしにける山々の空の果たてに木枯らしの聲
30
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舞
見渡せば残すものなき秋の暮れ吾を弔う野辺のいち輪
10
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へし切
小雨降るいちょう並木は街灯に影を落として黄金に映ゆる
27
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詠み人知らず
クツクツと煮れば山吹 十三里 名にし負へぬに 栗勝るらむ
13
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滝川昌之
いつまでも見惚れていたい夕空を釣瓶と落とす秋はつれない
28
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ふじこ
笑い泣き怒り拗ねては甘えくる愛しき我が子3歳になり
12
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ふじこ
藁焼きの風に倣いて畔行けば父の背見える秋の夕暮れ
19
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吉野 鮎
吹く風に沒る陽散りばむ黄金の粒葉に憩はせて銀杏の一樹
16
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吉野 鮎
沒つる陽のやわき光は粒なして黄金にそめゆく枯芝のなだり
22
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千映
この落葉我が家のものと確信す早朝に掃く落葉辿って
11
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詠み人知らず
傷つきて 虚ろに滲める吾の目は 君が胸にや波起こしけむ
16
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ラベンダー
挑むなら 自分自身に 後悔を せぬ行いに 勝負を賭ける
20
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石川順一
カインズでブリッコカフェがありました買い物かごがうるさく置かれ
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