横井 信のお気に入りの歌一覧
茂作
よの人は日々に短き秋の日を 誰か誘ひて愛でるもみぢ葉
15
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こぐまじゅんこ
くまさんのぬいぐるみを抱き「かあいい」と言うさっちゃんが可愛らしくて
7
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詠み人知らず
飛沫した 後片付けの できぬ今 なすりつけあう 心の狭さ
3
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睡密堂
秋だった戸惑ううちに一瞬で過ぎたのは秋今日冬立ちぬ
6
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うすべに
たそがれの光あつめて枯れすすき じっとたたずむ立冬の凪
13
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小林道憲
夕暮れて かそけき時雨の音聞きぬ 亡き孫偲びて 夕べ切なく
7
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滝川昌之
珈琲の匂いの吐息 晩秋の朝が乳白色付けだした
16
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こぐまじゅんこ
さっちゃんは自分でお椅子をもってきてちょこんとすわりおかきをポリポリ
7
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ななかまど
立冬が来れば早々日は落ちて人や恋しと問えば北風
15
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へし切
さざんかの花は咲き初め冬立ちぬ さかりの秋は惑ひ行きけり
14
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音蔵 雅秀
もみじ葉を 仰ぎて見れば 陽に透けて 黄も赤もみな 更に美し
8
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舞
火の酒を干したグラスにもがり笛聞こえて哀し人偲ぶ酒
9
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呼吸
なにごともわたしのせいと思いつつなぜだか神を憎んでおりし
5
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呼吸
風強き朝にしてわれひとりなればコーヒーを飲み煙草喫うなり
4
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び わ
風強し庭の草木が逆らわず大揺れ子揺れ風に任せて
6
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茂作
少しづつ街の紅葉もはじまりて 遠廻りする秋のこのごろ
15
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寄り道
冬が来て冷えてる愛に湯を注ぎ温め合ってまた愛し合う
4
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詠み人知らず
散る花の 愛しき眠り 寝息にて 生きし証と 頬寄せ温もり
5
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睡密堂
マライアとワムの封印解けし時世界はクリスマスを思い出す
8
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艸介
沈む陽のセピアに染まる街並みの ひとつの色へきみは溶けゆる
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