ともゆきのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
曇天の桜花の記憶と重なりて胸騒ぎせし父母の諍い
23
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秋日好
「ああ、はれ」と梅花見上げて胸抑え隣の君と分かち合えたら
17
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inosann
バイト行く娘みおくる玄関に路面をたたく雨足を見る
22
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北上 詩迷
穏やかな光をあびてたわむれる子どもの庭に花と咲くきみ
12
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秋日好
純白の花吹雪浴ぶ帰り道華々しきこと欠片もなくて
25
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秋日好
返品のこぶ茶を独りしめしめと味わっている雲隠れの夜
21
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デラモルテ
春分に春の嵐の過ぎ去りて穩やかに澄む有明の月
10
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吉野 鮎
砂に刷く波紋に殘る斑雪寄せる波頭の飛沫にも似て
14
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舞
人形の変わらぬ顔も日によりて楽しそうにも哀しそうにも
16
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洩矢転石
かなしみを言葉に乗せた瞬間にぼくの物ではなくなるようだ
17
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恣翁
念仏と鉦の音響く 梅若の塚を訪ふ母 狂ひて哀れ
20
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まあさ
震度6 留守番の子に 繋がらぬ 携帯握り 家路を急ぐ
22
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リクシアナ
姉妹とはおかしきものよ爪ほくろ合わせ鏡の母の影みる
25
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雄蓮
木漏れ日を纏いし君はまるでもう緑きらめく光の天使
12
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沙久
「最後はね、人間性だと思うんだ」貴方の言葉を私は生きよう
22
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和月
置き去りの 陽だまりの中 微睡みて 心までもが 春に解ける
8
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野々花
衣脱ぐ辛夷の花の清らかさ真綿色した雲がたなびく
23
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秋日好
赤ワイン焔ともした小指先荒れた畑に余りに艶めく
19
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秋日好
弄すればするりと逃げる真心を集めて紡ぐ詩作のジレンマ
20
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秋日好
満開の椿を避けて歯抜け型洗濯物は風にはためく
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