滝川昌之のお気に入りの歌一覧
秀峰
一人旅 竹富島に泊まるれば 宿のおじいと 交わす泡盛
4
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幸子
川岸に伸びる松が枝のぞむ窓もはや故郷となりし喫茶店
15
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とはと
穴のある巣箱間に置き交わす舌を休ませ猫を遠ざけ
2
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もみじ☆彡
つかのまの 舞こそを観よ 九重の 白絹まとう 其は木蓮の
20
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詠み人知らず
手を合わす形せし白木蓮のつぼみ雅に明日は咲くらむ
14
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詠み人知らず
足取りも軽くなりゆくタンポポの小道やがては君の待つらむ
15
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舞
なごり雪ひと恋し日を偲ばせて触れては濡らす頬も心も
14
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野吹
夜を残す目覚めの袖の露に知る夢路に見えし昔の面影
23
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び わ
その言葉発する前に考えよ毒矢となって他人を射すかも
6
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へし切
悲しくて淋しい時は青空を忘れないでと空色の花
21
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横井 信
暁に春を呼び込む鳥の歌 別れを告げて北へと向かう
10
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恣翁
二階家の硝子戸越しに 休みなく飛ぶ 白き影 衰ふましじ
16
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うすべに
青い鳥 心にあると知りながら 気づけば今日も空見上げてる
12
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つばす
錯覚を応用させた床表示恋の錯覚春間近なり
3
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澄空
袖の香もとめぬはる立つ風なれば梢の雪もほころびにけり
8
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可不可
おまへ肉食だろ ラッピング開けて見たら プレミアムコンビーフどっさり
5
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行宮偏(仮之名)
ひそやかな趣のあり 誘蛾灯 個我なきものの終点にして
4
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行中納言中将知師
夜な夜なの夢見し人に見え逢へば 夢かうつつかより分けぬかな
4
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ななかまど
二回目の忌のたんたんとやってきて母と子でいたこの空の下
5
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秀峰
解禁の 待ち遠しさの 春の日に 今年の魚影 どこにあるらん
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