秋日好のお気に入りの歌一覧
南美帆
蝉時雨逢いたい君と結ばれん命果つまで求める情熱
5
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へし切
滔々と早瀬は流る水の音掻き消すほどの蝉時雨かな
23
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悠々
目のしたのたるみて口のゆるみしが戀詠へども老醜あはれ
15
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舞
短か夜の明けるを待たず鳴く蝉はまだ寝る人に夏を惜しめと
10
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夢士
苦瓜のサラダ作りて一人酒切子グラスに冷酒酌みて
18
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みやこうまし
西空の薄絹払い入道雲立ち上がりたり梅雨明けサイン
13
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芳立
夢はもう見尽くしたのと梅雨明けの前夜に君がマッチを擦つた
6
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聴雨
夏の果て日ごと迎ふる雷の白雨降りしき梅雨は去にけり
6
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すばる
一筋の光導くその先で私は私と出会えるだろう
13
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詠み人知らず
マーブルが大理石だと知りながら 納得しない一群がある
9
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みやこうまし
人生に疲れたとは思わない その自惚れが明日の活力
15
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みなま
泣いている私の背後ぴたぴたと足あとつけて猫が行き過ぎる
13
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栞
教壇で注意事項を述べながら昨夜のくちづけふいに思い出す
11
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紫苑
並びゐるいのちなきものしらしらと氷庫はつねに夜のかほをもつ
16
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詠み人知らず
アスファルト破って生える雑草に言われた気がする 挫けちゃならぬ
20
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恣翁
コロコロと笑むがに 舷を叩く波 囁きに似て いと柔らかし
29
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ppm
梅雨明けぬ穴より出ずる蝉たちも夏を寿ぎ高らかに鳴く
5
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みなま
怒りとかかなしみとかは氷みたいあたたかなひとのたなごころにとける
16
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詠み人知らず
始めから交差できない漸近線 インク滲めば触れられるのに
13
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みなま
ばらのとげは何故か下向きについていてほんとは何かに縋り付きたい
7
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