滝川昌之のお気に入りの歌一覧
聴雨
田起こしの土の匂ひに鳥つどひ川面に踊る水音ゆかしき
8
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詠み人知らず
海からの風にあおられ納骨の白き細粒風花と舞う
12
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行宮偏(仮之名)
塵埃を辺土へ送る季節風 地平の遠火 煤色の層
7
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行宮偏(仮之名)
警笛が伝わる 霧の向こうから やってくる 息遣い 段々
9
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舞
桜木の硬きつぼみに淡雪の白の儚なき四十三度
8
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つゆふみ
この先は前人未到の実験場(ば)空と深海のみ生き残る
9
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び わ
結婚し五十六年の経過橋庭のチュウリップ蝶がひらひら
5
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KEN
くちづけた 乳首のやうに ほの紅く ふふむ蕾を 濡らす雨かな
9
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磯山武士
「庭先の杏が咲いた」と読む文の待つと思えぬ春の雨かな
9
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千映
桜柄 花切り抜いて貼る葉書受け取る友に春をあげよう
7
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へし切
夢のまに土手の一木に誘はれて花の下にぞ吾あゆきたり
18
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萱斎院
おぼろ月 きみ来ぬ宵のうたたねの 花散る夢に濡るる袖かな
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横井 信
さくら咲く散歩道へと思い馳せゆっくり眠る週末は雨
16
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うすべに
水ぬるみ 鴨のはばたきまろやかに 風の柳のきみどりの髪
13
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つばす
虫いずる時に合わせてつばくろが桜と競い川面に遊ぶ
5
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西村 由佳里
いっしょにと借りた気持ちがうれしくて今日も見ている学園ドラマ
7
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秀峰
あちこちで 歓声上がる 満開の ひとり花見に 夜もてあます
7
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詠み人知らず
光さし 生者は追ふ その影が長夜の闇に落つるを知らに
2
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詠み人知らず
打ち羽振かん 悲しび知りて晩稲の雛 いとまいりつつ暁月夜
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詠み人知らず
愛しきやし 陽炎偲ぶなま鶴は未来ぞあらば地に下り立たまし
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