五穀米のお気に入りの歌一覧
まるえふ
きらきらのガラスの玉がどうしても欲しかっただから君を壊した
11
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桜園
揚羽蝶舞ふわが庭よ黒の来て次に黄の飛ぶ緑の木の間
9
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桜園
葉脈を残して薔薇の葉くいちぎる毛虫はいかなる蝶にならむか
9
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風蘭
目も覚めるごとく盛りののうぜんの花の誇りをうらやむばかり
14
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詠み人知らず
団地から赤子の泣き声高らかに 母さんの手を呼んでいるのね
11
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詠み人知らず
角盥うつせぬ星を知るや君いとなみはるかに浮かぶ梶の葉
20
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環
葡萄畑の匂ひ嗅ぎつつまだ青い果実ばかりの夢を見てゐた
4
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紫苑
湧き出づる水のまぼろし鷹の目に絡め取らるる魂のあはれよ
10
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詠み人知らず
あひあはす真澄の月も昇るらしかささぎかくる橋のたもとに
17
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葡萄
待ち侘びて雨となかるる涙川ことにまさらむ天の河原も
23
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紫苑
海の面に灯の揺らぎけり白服のおうな唱ふるサンタマリアは
4
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あまおう
夕立になぞらうつもりの悲しみが降り過ぎちゃってぽかんとしてる
21
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紫草
雨の中よくぞ育ったレタス殿 ほうび胡麻ダレ和風ダレ
15
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詠み人知らず
出る杭は打たれ続けてめり込んで 民は揃いの金太郎飴
16
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桜園
幸せは茄子のつけものつまみにし梅酒のみつつほろ酔うとき
15
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紫苑
明け烏はやも鳴きけり難波江の蘆の仮寝の夢さめよとや
10
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詠み人知らず
まなかひに青底翳なる闇のあり紙の白きに消ゆる水茎
16
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風蘭
しあわせは茄子を甘酢で炒めては冷やして食べる喉越しのよさ
18
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舞
今日もまた一日過ごすコンクリのビルの片隅モノクロの時
5
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桜園
降る雨に地に伏すばかりの紫陽花の色とりどりを起こしてきたり
10
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