滝川昌之のお気に入りの歌一覧
夢士
七分咲き春寒の風枝の揺れ宴の人の来るを待つ花
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詠み人知らず
憂きはれを鴛鴦の番ひにゐたはられみお引くままに近寄りてくる
4
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可不可
叶ふなら退き際 そっと 他の生き物も気づかぬ内に絶えよう
8
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コタロー
別れゆく友を見送る寂しさよせめて薄紅花のメロディー
7
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ユキ
特別に なれない君へ 手を伸ばす これで僕らは 特別になる
3
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つちだゆういち
名残とて次の桜花を咲かすため花々しくも散りたるさだめ
9
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煩悩
これは砂漠みたいな岩盤浴だ行ったことはないがそんな感じだ
6
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聴雨
縦軸に心の様の出てにけり掃除機かけよう筆はさて置き
7
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聴雨
田起こしの土の匂ひに鳥つどひ川面に踊る水音ゆかしき
8
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詠み人知らず
海からの風にあおられ納骨の白き細粒風花と舞う
12
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行宮偏(仮之名)
塵埃を辺土へ送る季節風 地平の遠火 煤色の層
7
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行宮偏(仮之名)
警笛が伝わる 霧の向こうから やってくる 息遣い 段々
9
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舞
桜木の硬きつぼみに淡雪の白の儚なき四十三度
8
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つゆふみ
この先は前人未到の実験場(ば)空と深海のみ生き残る
9
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び わ
結婚し五十六年の経過橋庭のチュウリップ蝶がひらひら
5
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KEN
くちづけた 乳首のやうに ほの紅く ふふむ蕾を 濡らす雨かな
9
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磯山武士
「庭先の杏が咲いた」と読む文の待つと思えぬ春の雨かな
9
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千映
桜柄 花切り抜いて貼る葉書受け取る友に春をあげよう
7
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へし切
夢のまに土手の一木に誘はれて花の下にぞ吾あゆきたり
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萱斎院
おぼろ月 きみ来ぬ宵のうたたねの 花散る夢に濡るる袖かな
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