横井 信のお気に入りの歌一覧
杜鵑草
岡山を出づる特急「しおかぜ」のすゑは松山波を追ひ越し
11
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結緋
父母の いないこの世を 独り往く 寂しくもあり 愉しくもあり
4
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空き缶
あばら骨折れた自覚はあるものの我が身代わりは誰ぞ居なくて
8
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うすべに
吹き寄せた落ち葉を鼻でかきわけて 散歩の犬のかるいあしどり
15
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滝川昌之
エスコートキッズのように手を握り晴れ着のママがゆく七五三
19
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痴光山
公孫樹へ川風そよろ舞ふ黄葉 楕円に伏して幹を抱かず
6
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ななかまど
黄葉の銀杏を愛でし大切な人現世はやばや出てゆかんとす
16
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こぐまじゅんこ
さっちゃんと並んでお昼寝すーすーとばあばもぐっすり夢の中へと
8
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へし切
りんだうの花の色こそ咲きそむれ せつなきほどに寂しき秋に
16
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こぐまじゅんこ
秋色の服を着たくて袖通す夏日のような日差しの中で
9
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音蔵 雅秀
陽を弾き 川辺でゆれる コスモスの 白き花びら 清楚を醸す
9
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び わ
店先に葉ボタン支えビオラ咲き秋の草花今を楽しみ
9
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舞
一葉の枯れ葉と座る公園のベンチに温し秋の陽だまり
13
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卓
優しさや 愛しさもなく 頑なに 求めた人も 今はいなくて
7
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茂作
東にも西にも鍬のおとを聞き 冬越え野菜のそなへ始める
12
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寄り道
ささやかな優しさだって嬉しくてあなたとならば一生いれそ
6
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仙人の弟子
見上げれば 少し欠けたる 月上り永遠のかなたで ひとり輝き
6
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KEN
朱に燃えて 一葉も残さぬ 夕木立 覚悟語らむ 憂国忌前
11
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うすべに
肌寒い朝をすごして 長袖と半袖まよう一時の陽ざし
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睡密堂
右耳のイヤホン外しさくさくと落ち葉を踏んで行く音を聴く
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