さいおんのお気に入りの歌一覧
横井 信
青空もちょっと冷たい三月の朝の空気にそっとため息
15
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兎桃
気がつけばあんかもなしに寝入りぬる春穏やかに歩み来るらし
5
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へし切
めざめれば甍の波に春の雪 散歩はあきらめ今日は巣ごもり
17
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平瀬たかのり
曇天は吾こそ相応しもう逢わぬ人の背を押せ柔き春風
10
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ななかまど
過ぎ去りしことを追い想い未来のことに想いをはせることむなし
15
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茂作
春の雪まなく時なく降りにけり つもらず消えて殘るはかなさ
16
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美生子
訪ね来る人も途絶えた廃村に今年も咲ける八重山桜
15
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さえね
好きな色問はば群青 まじりなき天の毒薬薄めた色よ
5
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痴光山
樹々萌ゆる傾面に一本花垂るるしだれ桜は 見返り美人
6
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横井 信
里山にきらめく朝のそよ風にふわりと香る春の若草
11
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仙人の弟子
お屋敷の 土塀の蔦よ 語ってね 華やかたりし 月影の恋
7
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音蔵 雅秀
陽を弾き 白き花びら凛として 水面に映ゆる睡蓮の花
6
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音蔵 雅秀
朝まだき 通勤電車の窓の外 しらむ夜空に コンビナート映ゆ
4
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夢花火
蜜を吸う 蝶の飛び立ち 待ち侘びて 色咲く花の 健気な手の平
6
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夢花火
頬触り 太りこけたり 忙しくと 腹をつまめば ため息ばかり
2
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夢花火
夢うつつ 月夜隠すは 雲と手の 光溢れし 朝日来るまで
4
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び わ
枇杷の木に多数実がなり頼もしい庭に悪いと言われながらも
6
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なりあきら
梅の花 それと見えぬか 白雪に 香り求めて メジロが集う
5
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音蔵 雅秀
しなやかに 華やかに咲く 木漏れ日に 春を告げるや 枝垂れ紅梅
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へし切
はや三月 花のたよりは届かぬに 吾は花粉にはや惑ひにき
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