詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
名鈴
山にても 都にありても 同じ鳴で 囀る鳥は 友多からむ
10
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ななかまど
朝はまた朝につながり三月の雨は内より若芽を延ばす
11
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滝川昌之
若鳥の羽ばたきを視る親のごと初心者マークの吾子の助手席
22
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横井 信
そよ風に椿の花はひとつ落ち弥生の空をそっと見上げる
13
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灰色猫
夜に灯るほたるのような恋情があなたの闇を求めてやまない
15
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ななかまど
さりげなく風の通れば揺るぎなく微笑みておりクリスマスローズ
9
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ななかまど
蕗の薹くろき土から芽吹くときさびしい冬のため息を吐く
8
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名鈴
何処より 来たりて何処へ 行かむとも 今日の花愛で 今宵の月褒む
20
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KEN
遊ぶのは 百舌鳥ばかりかな 日だまりに 風少し吹く 七草畑
8
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KEN
しろたへの 雪の靜寂に 姫小松 軋み鳴くらむ 星影落とし
8
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灰色猫
恋しさを上手に歌にできなくてわたしはわたしに幻滅するの
16
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青き銀椀
雨止みて三月に入る噴水の正しく湧けるすずしさもなや
7
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横井 信
雨降りの窓を見つめて肌寒い部屋でゆっくり動かす手足
9
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夢士
語り合ふ欅並木の冬木立ふくら雀の花咲くごとし
11
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横井 信
屋根に飛ぶまるいスズメの鳴き声に春めく野辺のまぶしいみどり
11
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灰色猫
ゆっくりとおやすみなさい柔らかな青いつばさは今は休めて
13
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滝川昌之
畑起こす土の匂いの中にいて春の瀬音を探すあぜ道
19
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夢士
群青に染まり行くなか三日の月如月の風は頬に冷たし
10
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名鈴
なるやうに なるべしいかに 案ずとも 甲斐なき我が身 正しく生きむ
14
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ななかまど
われにして涙と怒りと喜びを心のままに短歌は器
11
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