ゆりこのお気に入りの歌一覧
佐藤水村
夕暮れの窓より薄日漏れ見えて君の息差し仄かに聞こゆ
6
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矢車菊
雪の中つなぎ合う手であたためるこんなやさしい別れの予感
22
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工藤吉生
板に書く名字、石に掘る名字、教師が呼び捨てにする名字
7
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佐々木サカナ
残り湯のような関係 追い焚きの機能が欠けていたのに気付く
5
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佐々木サカナ
純白を尊ばるるは只一度 蹈み締められた泥雪となる
6
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烏滑稽
地に宿り 瑞を陽を浴み 実は結ぶ みな借りざれば 何れも成せぬ
6
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佐藤水村
流星の峡谷に降る喜びよ我が口づけもかくもあらばや
3
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あふひ*・○・*
大人等は交通手段を確認し子等はだるまを造る算段
18
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たけくらべ
冬薔薇雪の花壇に紅をさし貴婦人の如凛として咲く
11
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舶女チェルシー
雪の日のコンクリートから生まれたスミレの花はパンクロッカー!
5
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佐藤水村
香水のいらぬ女は幾夜もの悔いの甘きに咽ぶなりけり
4
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雛乃
繋がろうと思えば繋がれる現代だからこそ多分 不安になるの
6
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佐々木サカナ
湧き上がる不満も不安も煎って挽きお湯を注げば泡立つ珈琲
7
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鴎
日々死にて生まれ変わりも出来ないで迎える朝のいとつらき哉
7
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鴎
生理的欲を満たしている隨わずかな今日を擦り減らしてく
5
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佐々木サカナ
普段から嘘ばかり吐いていた君怒らないから嘘だと言ってよ
5
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しげ
立ち読みの手にした本が戻せないこの本どこにあったんだっけ
4
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洩矢転石
きみとキスした日にひいた風邪だからもう少しだけ長引けばいい
8
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猫四手
君なしの世界はいつも寒すぎて僕は猫背をなおせずにいる
8
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詠み人知らず
足並みを揃えられずに立たされた廊下でひとり夕焼け去やけ
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