Chicoのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
ふる雪に音鎭もれる 只管に 祕めやかを紅 寒椿墮つ
8
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詠み人知らず
愛でられることもなく散る花なればきみのフードの中に落ちたし
3
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千映2
元旦は息子家族も集まらず青畳の匂い神仏と嗅ぐ
5
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舞
歩み来て今あることを幸として二人で聴ける除夜の鐘の音
11
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原磯絵馬
拝啓と敬具の間書くことはない便箋がまことしやかに
5
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はるのかおり
水溜まり映った雲をジャンプして解けない魔法かけてゆく空
3
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ななかまど
密避けて幸先詣の神前は間隔ありて鈴の緒の無く
7
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滝川昌之
暗き世のピリオドとなれ望月よ願い凍てつく大晦日朝
20
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あさみゆき
冷えぬよう温めた部屋で過ごす年の瀬愛し吾子のいる初めての年の瀬
3
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只野ハル
新年になったのだから取り敢えず今はリセット信念がない
3
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只野ハル
元日も昨日の続き特別な思い出来事望む事なく
4
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只野ハル
初夢を果つ夢と書く灰色の心の中の世界に独り
5
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横井 信
良い夢をそっと見送る去年よりちょっと曲がったサンタの背中
2
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秋日好
抱きに来いイヴの夜には病みつかれ髭伸び逝った君の幽霊
3
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谷村思亜
寂寞の 揺るる想いを背に乗せて 紙飛行機よ春風に飛べ
6
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葛城
叶はばと先づ祈りをり祈れども神應へずばただに問ふべし
8
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橘
手際よく祖母の畳みし振袖は又の日待ちて桐箱に寝る
6
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名鈴
恨み果て 息の絶えなば その憂さの 凝りて死霊に 変じ荒だつ
7
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滝川昌之
すぐ冷めるお茶のはずだが適温に妻が換え置く賀状作業に
16
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ななかまど
訪ねきて月日の早さ片々となげくともなく翁なは話す
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