和草のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
「別れよう」言ったあなたが辛そうで聞こえぬふりの背中が哀し
18
もっと見る
もなca
喧騒にゆがむ都会の夜の隅でひっそり羽化する蝉たちの夏
21
もっと見る
片井俊二
鳴く蝉をじっと見上げる瞳には輝いていた少年の日々
15
もっと見る
潮月繁樹
華やかに夜空に咲きし大輪が川面で揺れるて儚く消ゆる
27
もっと見る
コーヤ
小花咲く線香花火じっと見る早散りゆきた母が浮かびて
18
もっと見る
舞
雨似合うお初天神相傘のふたり道行き濡れていずこへ
19
もっと見る
恣翁
志半ばの帰郷 明月の いつか照らさむ 錦飾るを
24
もっと見る
林林
友だちと主従関係「主」にならんとする子の根に寂しさ、重圧
14
もっと見る
林林
半日で梅の実そっと裏返す 兄妹菜箸 くるりくるりと
14
もっと見る
月虹
カーテンを揺らす夜風の優しさで囁きたくて仰ぐ星空
97
もっと見る
秋日好
昨冬に耕し肥入れ植え付けた花壇が花に埋まる仕合せ
18
もっと見る
詠み人知らず
水際に引き寄せられて浸したる手のひら泳ぐ灼熱の午後
17
もっと見る
守乃みさと.
揺れていた川面が凪いで見えてきた互いの視線絡んで結んで
16
もっと見る
へし切
老い痴れて夢なほつきぬ朱夏の空わき立つ雲の坂のぼりゆく
27
もっと見る
矢車菊
「ただいま」と言ふより先に君はまず差し出されたる麦茶を飲みき
21
もっと見る
恣翁
幾条の 水平線に並ぶ雲 蒼鉛に染む堤のごとし
19
もっと見る
舞
蝉時雨ひたすらに鳴け今日の日もまた廻りこぬこの朝のため
25
もっと見る
舞
明ける空木々のさ緑鳥の声風の清しくいざ今日を生く
22
もっと見る
秋日好
ころりんと乾いた土よりまろびでる新じゃが四つ、さあ収穫だ
21
もっと見る
コーヤ
匂いつつ高貴の夢を忍ばせて月下美人の花開く夜
17
もっと見る
[1]
<<
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
>>
[25]