葡萄のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
徒花と知られることのないように路傍の華は陰日向咲く
7
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風橋 平
サーベルを磨く 虎さえ逃げるのに月のあなたは立ち濡れたまま
7
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風橋 平
首長の少女をふいに描き出して手にはナイフを握らせている
6
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詠み人知らず
ひとり行くあかりともしき道なればこひてもゆかむ夢のほたる火
17
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詠み人知らず
七重八重葎踏み分け鳴く鹿のこゑもしぐるる闇の現に
8
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横雲
梅雨空の暮れて諸声しきりなり蛙すだきて夜を攫へり
10
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横雲
晴れ渡る夏めく空に雲湧けり燃ゆる想ひの溢るる如く
7
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紫草
子が揃い桜、躑躅の樹下にまく姑のお骨は掌にやさしく
18
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風蘭
そのときの自分に出来る最善の選択をした自分を赦す
20
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風蘭
おだやかなおだやかな日々きみなしの凪の波間にただよっている
24
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風蘭
薄霧の闇にほのめく夕ほたるきみの瞳にひかりがともる
18
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みやこうまし
雨ふりて木々の雫の傘の音聞きつ歩めり静寂の御所
15
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みやこうまし
御所の夏寄りそう二人夢の中かげろうゆらり芝草に燃ゆ
7
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あき
やわらかく生きていけないあの人を遠くみている 難儀なもんだ
14
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詠み人知らず
雑草と呼ぶなら君は蛮人だ いのちを引き抜く原罪を知れ
7
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詠み人知らず
無音なる孤食の卓に一筋の 紫煙は昇り装飾になる
16
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本間紫織
もうずっと恋をしているひと夏の終わりを告げる花火みたいに
9
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本間紫織
「今回はここまでです」と簡単に境界線を引かれて敗者
5
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れお
さよならの代わりにうわさを届けよう 風吹く季節に元気でいると
6
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紫苑
ギヤマンの杯を重ねて葡萄酒に染むればルバイヤートの夜を
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