河のほとりのお気に入りの歌一覧
灰色猫
この胸の鼓動の中に懐かしいあなたの歌が息づいている
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灰色猫
彩りのコーラルリーフを襖絵に描きあげれば竜宮となる
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灰色猫
逢いたいをただ逢いたいと綴りゆく文はふたりを炎に変える
10
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恣翁
馬乗りに 椅子に跨がり 往来を 暇に飽かせて見下ろせるかな
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恣翁
初夏の風は わづかに紗を揺らし 午後の空気を震はせたるか
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恣翁
午後の陽に 円き影のみ落としつつ 要垣の露路 往く日傘かな
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ななかまど
朴訥と昼のホームに横たわる駅に似合いの北のディーゼル
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ななかまど
青空をもやい結びておくように山桜の木ボラードとして
12
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ななかまど
田みず張る田に鏡のあるごとくクレッシェンドの光きらめく
10
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ななかまど
梅雨を待つ心は綾に乱れるもドリブルしつつ季節は走る
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ななかまど
黄をまとい天の摂理に身を委ねキスゲ咲き初むひと日の栄華
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葛城
銀鱗の竿をしならせ空を飛び初夏の水面に命極まる
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葛城
靜かなる休みの朝のひと時を鳴きしきる蝉の聲に聞き入る
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葛城
庭草の勢ひ壓せば壓しただけ腕の日燒けは甚だしき頃
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葛城
蝮草もとめて辿る山道に幾聲響く老鶯の啼く
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御宿川蝉
すずかけの 並木の青き學び舎に 故郷はなるる 歌の聞こえし
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御宿川蝉
月影に 白百合の花 しをれ居り 佳人の命の儚さ思ふ
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御宿川蝉
水の月 なほも啼きつる鶯は みなつき果てて 泣くにやあらん
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御宿川蝉
鳴る鐘の 無常の響き 渡る宵 螢火淡く 點きつ消えつつ
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へし切
しとしとと降るは昔の梅雨のこと今は眺めの風情もなかりき
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