ゆうくんのお気に入りの歌一覧
まるえふ
終幕の余韻は女が詠めばいい男はどこ吹く風のうた詠め
20
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環
中庭に木々は群立ち梢から根本まで夏風の領空
2
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紫苑
黒南風やアラン老ひにき枕辺に幸福(ボヌール)の文字はつか皺みぬ
6
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あき
ソラからの青い雫を受け取ってキミは色づき私は枯れる
9
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舞
また一つ病を得たり病院を出で見上ぐ空涼風の吹く
11
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紫苑
ささやかな不穏のきざし物陰に黒きダリアのひともと立ちぬ
7
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紫苑
滲みゆくおもひのかげは泡沫にヴェルレーヌふはふはのリエゾン
4
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光源氏
思ひ遣る皆の心も今はなしかんばせ作りて政局をながむ
6
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紫苑
時差ひけば刻はあけぼの君はいま人魚とならび海をみてゐる
12
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紫苑
貝合はせ身ぬちに閉ざすものがたり別れわかれもまたうつくしき
6
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まるえふ
台風も去ったし家に帰ろうか机のノート白いままだし
3
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聴雨
雨風に揺らぐセピアの部屋にゐてもの云ひたげな焔をみつむ
12
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紫苑
妖かしに掻い抱かれつ描きてし遙か異界に久遠のときを
11
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舞
短夜の闇さえ涼か吾が宿に吹き入る風に蛙らの声
4
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まるえふ
つよくなきゃいけないわけじゃあないんだよそれもふまえていきていくのだ
8
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紫苑
うずくまり色深みゆく紫陽花のさながら夜の顔に変化す
7
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紫苑
うす青の薩摩切子に唐芙蓉ひとつ透かせば白南風の吹く
12
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聴雨
折々にあま風の訪ふ窓べにてうたのやうなる蛍火ながむ
12
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たつかわ梨凰
マニキュアを乱暴に取る夜ゆびは逃れた人魚の鱗に光る
20
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詠み人知らず
ぽかぽかり浮かぶひつじに似た雲に 乗ってしまつた少年時代
8
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