大獏のお気に入りの歌一覧
みなま
泣いている私の背後ぴたぴたと足あとつけて猫が行き過ぎる
13
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舞
短か夜の明けるを待たず鳴く蝉はまだ寝る人に夏を惜しめと
10
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紫草
もう永久に脱け出せぬかな輪転の尺取り虫は鍋ぶたに居り
19
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falcon
百合に染む鹽瀬の帶の藍あはくことぞともなく匂ひ立たる
9
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恣翁
揺蚊の水打つ度に 映りたる月の面に 小皺寄りけり
30
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詠伝
私の住む故郷は海から遠すぎてふられちゃっても泡になれない
24
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紫苑
手をはなれ水面をすべる笹舟の誰がてのひらに宿りやはせむ
18
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灰色猫
悲しみに薄いベールを掛けたまま わたしは夜の時を泳いだ
22
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falcon
手のひらでレモンバームをひとたたき紅茶に浮かべて梅雨明けを待つ
25
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聴雨
やはらかき夕べとなりて枕辺にやがてかたぶく蝉羽の月
16
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半格斎
おのが身に憂ひ定まり夢の中 子殺しの文字じつと見つめむ
4
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聴雨
紗をまとひ今宵の月を待ちゐたるため息しろき玉梓の花
17
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みなま
嵩増せる水に浮き立ち遠出して道失いし大山椒魚
15
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浅草大将
夢に見れば星の花ちる天の川また逢はむとて渡りかた野に
10
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村上 喬
のみさしのラムネの瓶に残されたビー玉越しに海はひろがる
304
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村上 喬
本日は、いかにも初夏!って感じだね 君の涙も乾くといいね
22
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村上 喬
失望の実りの季節のおとずれに向日葵ゆれて風とたわむる
18
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村上 喬
柿の種一つつまんで思案せり厨の小窓に月を浮かべて
33
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紫草
「なにもかもお終いです」と思えども時は流れて収まりゆけり
20
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詠み人知らず
あぢさゐの藍も茜もかくれさり鬼の子しろきゆふぐれの杜
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