KENのお気に入りの歌一覧
うすべに
白い風 鐘の音わたる斑鳩の塔を見あげる秋のうすべに
10
もっと見る
横井 信
機関車の力いっぱい駆けて行く橋のたもとに咲く彼岸花
13
もっと見る
滝川昌之
秋桜は棒高跳びの棒のごと留まればしなる蝶を揺らして
18
もっと見る
Proverbe
論理的 二重否定で検証し 規則を吟味確証するや
12
もっと見る
ななかまど
球形の青くかがやく星の島けし粒ほどの人やうごめく
12
もっと見る
へし切
公園にひびく園児の笑い声 泣き出しそうな空は 困り顔
11
もっと見る
ひげじぃ
対岸の校舎を染める夕間暮 ブラスバンドは途切れに聴こゆ
13
もっと見る
桃山
編み物は毛糸玉咥えて遊ぼうと誘う仔に中断を余儀なくされつつ
7
もっと見る
茂作
秋の風胸いつぱいに吸ひ込んで 坂道を漕ぐ制服の群れ
16
もっと見る
滝川昌之
松茸は生身で一度仏壇に二度目は炊いた飯で供える
18
もっと見る
柊+
人として家族となりて時は過ぎ また風に舞うタンポポ綿毛
15
もっと見る
へし切
更けにける吾が身の影も秋の夜も言葉の花は咲きみ咲かずみ
16
もっと見る
ななかまど
手弱女のようなる茎に山背きて秋桜はいま秋桜の息
13
もっと見る
うすべに
風の波 金色の田の畦道に そっと言祝ぐささやかな紅
8
もっと見る
横井 信
ゆっくりと本のページをめくる日の強く弱くと降り続く雨
14
もっと見る
Proverbe
道程の遠ければこそ 空蝉の 命の華やぎ いと仰々し
10
もっと見る
桃山
世の中は通常飛び石連休と嬉しきはずも今は昔か
10
もっと見る
名鈴
ネットワーク 星を覆いて 駆け巡る 人体はなお 太古のままで
14
もっと見る
御宿川蝉
雲間より 朝日の照らす 山端に 十六夜の月 淡く殘れり
14
もっと見る
滝川昌之
汗ばんでボタンダウンの空色をリンドウ色に染める秋の陽
14
もっと見る
[1]
<<
134
|
135
|
136
|
137
|
138
|
139
|
140
|
141
|
142
|
143
|
144
>>
[593]