白亜のお気に入りの歌一覧
紫苑
さ迷いし足跡だらけのこの地図もうたときみへの我の道程
9
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田中ましろ
実を結ぶことなき花が美しく咲くような恋 夏の終わりの
4
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紫苑
この胸に小夜啼鳥の一羽いて我がものならぬことばでうたう
15
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田中ましろ
月光を浴びたこころに芽を出した月下美人のつぼみふくらむ
14
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たんぽぽすずめ。
幾千の子らと別れる秋となり笑みて俯く 向日葵の母
20
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田中ましろ
言の葉の隙間に詰まる恋心零さぬように抱き寄せる夜
7
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紫苑
アラクネに紅と藍もて染めし糸を織らせて美しき夕焼けとなす
6
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紫苑
月光を織り込みし布に身をつつみ白き卵として闇夜に眠る
10
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浅草大将
わが想ひつげの小櫛をさすたけの君とひとよをすき合ひてしが
17
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大河千紋
残酷な童話の隅で怯えてるあなたを探す青い鳥になる
9
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詩月恵
珈琲を眠れぬ夜の言い訳にしていた頃に戻りたい夜
11
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シュンイチ
あの夏の悲しみを捨てよ そしてまたおまえの目指すよろこびを追え
20
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浅草大将
幾千度夢に求めしくちづけのせめて一度うつつにぞあれ
13
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浅草大将
夕されば色なき風も紅さして今宵誰とや秋を語らふ
18
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田中ましろ
歌うたび心の逢瀬繰りかえす誰も知らない静かな森で
13
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詠み人知らず
鉄幹の隣の晶子が結んでる一文字の唇から恋歌
14
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詠み人知らず
書庫内で妻の腕に抱かれて眠る詩集は鉄幹「紫」
13
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田中ましろ
潮騒がえいえんえいえんとざわめく夏のおわりに誓うはじまり
3
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東娘
モボなりし祖父の陽気なヴァイオリンついに鳴らざる戦後をおもう
22
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紫苑
みだれ髪手早く結ぶ指さきにともにすごせぬ罪の凝れる
15
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