煩悩のお気に入りの歌一覧
灰色猫
もうずっと眠ったままの香水が君との夜の訪れを待つ
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灰色猫
運命も知らないままに雛鳥は白い産毛のつばさ繕い
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灰色猫
月の夜の朱雀門にて博雅は妖しき笛の音色に酔いて
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横井 信
雨が降る 会社の初日 さあ行こう 何かを少し 忘れてないか
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横井 信
学生が 走り抜けてく 並木道 僕の速度で 歩いて行こう
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詠み人知らず
肉として文を書き付け血にかえてものを読み干す骨になるまで
16
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詠み人知らず
声として歌をつくればひびくことひびはいること届きうること
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詠み人知らず
一重のみ白のいろのみつける梅のすがたけわしく薫りゆたけく
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滝川昌之
筆塚に歌を願えば陽のあたる梅の小枝に春が膨らむ
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灰色猫
月の夜の朱雀門にて響きたる幽けき童子の鬼笛の音
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灰色猫
思春期に詩人に憧れ編んでいた夢見るノートを失くしてしまって
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灰色猫
夕焼けを招くがごとく鴇色は冬晴れの陽につばさ赤らめ
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灰色猫
猿吠えるビーグル野犬に襲われるされど求める清水の女王
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へし切
いくたびに通ふ夢路も現世に去にし君には逢ふよしもなみ
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石川順一
昼食のカレーうどんは金曜のカレーの残り有効利用
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石川順一
跳躍のラッコ、シバ神への服従が予定表には書き込まれたり
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石川順一
四季別の俳句プリント整理する中には混在して居るのもある
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詠み人知らず
出てきなさい今なら私もすこしだけゆうきがあるからきっと書けるのに
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詠み人知らず
渓谷に媛がみ求むる太公望たもに入るは猿や犬の歯
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詠み人知らず
磐やの上舞う猩々の酔ひの舞ひ閉じる戸のなか福風とどけ
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