音弥のお気に入りの歌一覧
横井 信
忍び込む冷えた空気に固まった身体をほぐす大きなあくび
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うすべに
君のぞむ明日香の里が見えるよう 疾く散らせよと柞に祈る
6
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萱斎院
うつそみのふたかみやまの真葛原 うらみむとても秋風ぞ吹く
9
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Chico
枳殼をなぞりて凛し いよいよに極まり月の吾を濯ぐ風
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名鈴
風騒ぎ 雲に迷ひし 隻鳧にも 羽うち広げ 夫ぞ来たれる
8
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横井 信
真っ黒なノイズが街を埋めてゆくこころを穢す見えない電波
7
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トウジさん
作業終えスーツで営業サラリーマン 早替えのごと舞台を変える
6
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ななかまど
冬待つと言うにもあらず赤あかと思わせぶりな山茶花の花
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橘
街路樹のアメリカン・フーはらひらと意志あるようにフロントに降る
6
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名鈴
我もまた 郁子となるべし 君ならで 誰にこのみを 曝すものかは
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横井 信
土色の落ち葉流れる晩秋の川面にゆれるかそけきひかり
11
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艸介
朝ごとに深まる冬に気圧されて また重くなる布団と瞼
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うすべに
吹き寄せる金色の蝶悲しみも ガードレールの下の花束
7
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名鈴
嬉しびと 二層倍もの 悲しびを ともに与ふる 汝を否ぶまじ
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ねりこま
とつぜんの残業終えて夜半すぎマフラー・マスクの隙間に木枯らし
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ねりこま
シャワーだけさっと済ませるはずだった冬の身じたく湯舟の誘惑
3
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ねりこま
オンライン授業の準備に明けくれて紅葉も知らず秋の暮れゆく
8
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ねりこま
ただいまとつぶやき我に返るのは午前六時の無人のオフィス
3
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萱斎院
影うつす鴨のうきねの水鏡 月ぞ見ゐつる冬の十五夜
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シダ
たかみよりふれる真白のゆきをふみ汚すあし跡のこさむとしつ
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