おじいのお気に入りの歌一覧
舞
花壇には祝祭の日々ゆく季節を俯き送る向日葵の列
5
もっと見る
横井 信
遠足の風の余韻を引きずってヌスビトハギの種を連れてく
15
もっと見る
KEN
花の頃 偲び匂へど 不言色 秋夜の静寂 落ちる櫻葉
10
もっと見る
ななかまど
黄金の穂ぬれて秋星満つるとき秋の心がわが裡に住む
13
もっと見る
灰色猫
一年でいちばんきれいな月の夜に想った人が運命だろう
13
もっと見る
みをつくし
坂道に街の灯見ゆるバス停で 君に託せし螢の宿り
16
もっと見る
名鈴
懸くる想ひ 野守の鏡に 映したし 目に見えぬもの 見まほしきかな
11
もっと見る
ななかまど
空と地に秋の実りがひびきあう瑞穂の里の生きるしあわせ
14
もっと見る
くらら
夕立に 感じる冷気に 秋みつけ 思えば日暮れも 早まりけるかな
2
もっと見る
くらら
夕月や 始まりあれば 終わりあり 終わりのあれば 始まりのあり
2
もっと見る
ななかまど
スーパーの焼きいも買いて手に持てばくどの温もりよみがえりくる
12
もっと見る
舞
衣干す妻の手優し風立ちて小さき蜻蛉の戯れて去る
10
もっと見る
艸介
颱風の去りし川面に静かなる 輪を浮かべつつ行く秋茜
14
もっと見る
みつむし
木枯らしに吹き払われて顕なる見上げし夜に冴え冴えと月
11
もっと見る
灰色猫
赤とんぼ葉刈りを終えし高枝の鋏に止まり眼を回しおり
8
もっと見る
灰色猫
あの人の指に止まりてあきあかね燻る恋を伝えておくれ
10
もっと見る
ブロワー抹香
おのずから春めきたくていつもより一枚薄着で出かける彼女
5
もっと見る
ブロワー抹香
日盛りに繁れる蔦に穿たれて日々ひび割れる昼のビルディング
2
もっと見る
夕夏
えっくすじじょうとえっくすわいのあいだにかいはなくだんじょのつねか
4
もっと見る
KEN
秋雨に 花の意地かは 百日紅 萎れ落ちても 地を染めにけり
11
もっと見る
[1]
<<
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
>>
[19]