青き銀椀のお気に入りの歌一覧
河のほとり
夕されば風も涼しき峰々をめぐりて雲の行くがしづけさ
12
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みをつくし
學びし日 白墨手にし夢見しが 現は白墨以前の生業
18
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灰色猫
ひぐらしの声を聞いてはなりませんあれは死霊の歌なのだから
13
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滝川昌之
暑過ぎて引っ込めようかと戸惑いの芒の穂先の早秋もあり
19
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ななかまど
光年という永久のきらめきを星はかかえる新月の空
10
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艸介
旧道の乾ける土にあく穴や 一寸の夏 七年の冬
3
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艸介
自転車で車を追い越すあの人の 瞳の中に澄む夏の色
5
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緒川みるな
我が病寛解せませば足妣木の槍の穗先に逆立ちせまし
7
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只野ハル
コロナ禍に打てる手なくて人々はうちにこもって世界が縮む
7
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みのる
そういえば母も独りで詠んでいた 歳経るごとに思い出すこと
6
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恣翁
いつもなら コンチキチンの囃子の音 聞けぬ今年も 鱧食らひけり
15
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恣翁
秋立つも 高き陽 部屋に入り込みて 残暑の未だ去りやらぬ夕
15
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舞
横に寝る妻の寝息の安らけくふといたずらし酔いを怒られ
5
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名鈴
都より 遥かに南 琉球が 海風故か 暑気軽しらし
11
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び わ
生きる事宮本武蔵手本成り自分の命他人の命も
5
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夕夏
とうげみちこえてひらけしくさかげにまどのともしびかわもゆらめき
4
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横井 信
休みあけぼんやり見てる街あかりちょっと冷たいクーラーの風
9
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KEN
ひざかりに 恋と覺ゆる あの頃の おもかげ写し 容花の咲く
13
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うすべに
清水湧く小さな峠振り向けば 後ろ髪引く数々の岐路
9
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艸介
堪らぬは鼻腔を奔る山葵かな つッと吸い上げ 目鼻夕立
4
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