コタローのお気に入りの歌一覧
ななかまど
真赤なる大輪のはな咲ききるも仕舞いこみたるダリアの花名
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ななかまど
ワクチンができるまではとあまびえが消毒液はいかがと話す
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ななかまど
声高く心配するは親心旅立てる子に鴉の母は
12
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ななかまど
西瓜でて会話は切れる八月の顔の筋肉ゆさぶりて夏
13
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ななかまど
向日葵の十万本に見つめられ黙の重さにたじろぎており
16
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秋日好
雷鳴が轟き雨が上がったら青空の中君は昇った
13
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秋日好
浅い息合間に口唇動かして告げた言葉は私の中に
14
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みをつくし
アチチチチ慣れぬ五右衞門風呂あがり 掛くる言の葉「ごゆるりと」
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みをつくし
八疊に何の不足はなけれども 腕を伸ばせば天井に觸るる
22
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みをつくし
これはまた驚き入りぬ下宿先 宿帳隣は戰中の筆
28
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みをつくし
あれはもう半世紀前 大阪の最北端に糧を得し日々
22
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みをつくし
有り難く賄ひ附きで食後には いつも言の葉「宜しゅうおあがり」
27
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名鈴
降る雨や 照る日に託ち 籠り居て 事等閑に 本ばかり愛づ
15
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名鈴
なまめかき 瑞枝を選りて 手向けれど 野墓に蔭なく 日に萎るべし
14
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名鈴
夏の夜の 密かなる花 烏瓜 名と逆しまに 白く透き咲く
21
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名鈴
年月経 かの夏語る 人僅か 鐘をよすがに 手合はせ偲ぶ
15
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名鈴
檀家さへ 集はぬ夏の 村の寺 静けき蓮池 鯉らの浄土
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滝川昌之
駒板のずらしと弾む包丁と蕎麦の香りは切り角に立つ
21
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滝川昌之
緑々と夏のまといを残しつつ蜩カナと暮れる山肌
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滝川昌之
君つけて俺を呼ぶ女子 同窓会 お盆にかえる女子に男子に
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